第2話 物件案内から購入申込みまで

媒介契約が結ばれると、業者は早速売却に向けて努力します。
具体的には、レインズへの登録、既存の購入希望者への告知販売用 の広告の作成配布等です。広告には不動産公正取引協議会の表示規約 を遵守した表現で掲載されますので、「超」とか「破格値」「美宅」等の表現は出来ません。
(売主様から見ると、ご自分の財産のすばらしい部分を『もっとこう伝えて 欲しいのに』という事があるかも知れませんが決まりは決まりですので・・・・)

購入希望者の案内は土日に集中する傾向があります。
これは、一般的に休日にあわせ折り込み広告が入れられるからです。
広告を見た購入希望者から業者に『今日これからこの物件見れますか?』 という電話問合せがあると、『すぐ確認して折り返し電話します』という返答 になり、売主様へ電話で『今からすぐ案内入れて良いですか?』というはこ びになりますので、突然に感じる場合も少なくありません。 (電話もなく突然はまずありえませんが・・・・・) 家を売りに出されている期間は、土日は出かけにくくなったりします。

気分よく見せる(見て頂く)為に、掃除は済ませておきましょう。
スリッパを出してあげると結構好印象を受けたりします。
購入希望者の立場から見ると、売主様があまり人に見ら れたくないところが、とっても見たいところだという事です。
押入等の収納、トイレ、浴室、キッチン等の水周り は必ずといっていいほどチェックされるポイントです。
押入れを開けたら中の荷物が落ちてきたなんて事は避けたいですよね。

真剣に購入を検討している方の方が、あまり興味を示していない方よりアッチ コッチ見てまわります。
遠方からきた購入希望者の場合、水を呑ませて欲しい (水の味の確認)っていう方も中にはおられたりします。
全体的なテクニックとして全室電気をつけておいたほうが、住戸内はよく見えるようです。

購入希望者から質問されたことだけ、答えるようにして下さい。
購入希望者に向かって必要以上にご自宅を褒めちぎって、同行している営業マンより強引に売り込もうとするする方がおられますが、はっきり言って逆効果極まりない行為です。
購入希望者から見ると、単に売り急いでいるか、どこかに欠陥があって隠しているように見えます。 (事前に営業マンがお伝えしているはずなのですが、なかなかご理解頂けない方がおられます。) (この時営業マンは目が泳いでいるはずです。)
購入希望者に対して、お茶等をお出し頂く必要はありません。 必要以上に長く引き止めようとするのも、非常に逆効果です。

案内後営業マンより報告の電話が入ります。
購入申込が入れば契約に向かってすすみます。
残念ながら入らなかった場合は、また広告配布、案内と繰り返します。
このマンガは実際の話をヒントにしたフィクションです。登場する人物、名称などは全て架空のものです。